目尻のシワを改善する方法としてよく耳にするのがヒアルロン酸とボトックス。
どちらも注射で顔に注入するのですが、実際何が違うのかあんまりよくわかっていないという方も多いですよね。
そこで今回はヒアルロン酸とボトックスそれぞれのシワを改善する仕組みや、効果的なシワの種類について紹介していきます。
ヒアルロン酸とボトックスの違い
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ヒアルロン酸とボトックスはシワを改善する仕組みが全く違います。
ヒアルロン酸注射は保水力の高いヒアルロン酸を注入することで、凹んでいるシワや溝を下から盛り上げるものです。
それに対しボトックス注射は筋肉の動きを抑えることで、シワをできにくくするものです。
つまり改善したいシワの種類によってどちらを使用するのがより効果的なのかが違ってきます。
効果的なシワの種類
基本的に小じわなど無表情の時にも消えないシワにはヒアルロン酸、目尻の笑いじわなどの表情じわにはボトックスが効果的とされています。
ヒアルロン酸はシワの溝を押し上げる効果があるので、比較的幅広いタイプのシワに対応できますが、ボトックスはあくまで筋肉の動きを抑えるものなので、筋肉の収縮に関わらず常にあるシワにはあまり意味をなしません。
ですから自分のシワに合った治療をすることが大切なのです。
また、両者を併用する治療を行うこともあります。
まずヒアルロン酸でしわを埋めてなるべく平らな状態に近づけた上で、ボトックスにより余計なシワをつくらせないようにします。
そしてその状態をできるだけ長く維持すると、肌は常に再生を繰り返していますので、シワが伸びたその状態で皮膚が再構築されていきます。
半年に1回程度、定期的にシワ治療を行っていけば、シワが伸びた状態でさらに再構築が進むので、段々とシワの改善度も増していくのです。
まとめ
小じわなどの固定されたシワにはヒアルロン酸、笑いじわなどの表情じわにはボトックスが効果的です。
シワは若いうちから適切なケアをしていくほど、少ない処置で良い状態をキープすることができます。
自分にはどちらの治療が合っているのか、きちんと診断してくれる経験豊富な医師に任せるのが安心ですね。
また、ヒアルロン酸やボトックスは比較的安価で安全性も高いですが、副作用や失敗の可能性もありますので、実績があり信頼できるクリニックに行くようにしましょう。
年齢を重ねて皮膚のたるみも目立つようになると、ヒアルロン酸やボトックスだけでは改善できず、メスを使った整形手術が必要になってくる場合もあります。
クリニックではそちらを勧められる可能性もありますので、ある程度自分のシワの状態やどうなりたいかのイメージを固めておいてから行くのがオススメです。
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